01-02 Linuxのディレクトリ操作

動画講座 Linuxのディレクトリを学ぶ

Linuxのディレクトリ

「ディレクトリ」とは、MacやWindowsのフォルダに相当します。

MacやWindowsではマウスを使ってフォルダーの中身を見たり、ダブルクリックでファイルを開いたりしますが、Linuxサーバーではコマンドを使って同様の操作をします。

GUI(グイ/ジーユーアイ)

MacやWindowsのようなGUI(Graphical User Interface)では、マウスでフォルダーをダブルクリックすれば、

  • そのフォルダーの中に移動
  • そのファルダーの中身を表示

という2つのアクションが一度に行われます。

CUI(クイ)

Linuxサーバーでは通常CUI(Character User Interface)を使うので、目的のディレクトリに移動して中身を表示させる際に、以下の2つのコマンドをタイプします。

cd /usr/lib/systemd/system
ls -l

一見手間がかかるように思われますが、コマンド1つでディレクトリ内を表示させることもできます。

ls -l /usr/lib/systemd/system

pwdコマンド

pwdはPrint Working Directoryの頭文字をとったものです。

pwd

pwdコマンドを実行すると、今いるディレクトリを表示させることができます。

ルートディレクトリ

ルートディレクトリは、/ のことで、ツリー構造の最も上の階層に位置し、全てのファイルとディレクトリはルートディレクトリの下に格納されています。

ルードディレクトリ(/)とスラルート(/root)は別物なので、区別するようにしてください。

主なディレクトリとその役割

ディレクトリ名 概要
/ ツリー構造の最も上の階層
/bin rootおよび一般ユーザーが使うコマンド
/boot 起動時に必要なカーネルのロードイメージやブートローダー
/dev デバイスファイル
/etc 設定ファイルやパスワード関連ファイル
/home ユーザー毎のホームディレクトリ
/lib 基本ライブラリ
/root rootのホームディレクトリ
/tmp 一時ファイル
/usr 各種アプリケーションや拡張ライブラリ、ソースファイル
/var ログやDB等の更新頻度と高いデータ

cdコマンド

現在いるディレクトリから、別のディレクトに移動する時に使うのがcdコマンドです。

PCで「ダウンロード」や「ドキュメント」の中身を見るのと同じように、目的に応じたディレクトリで作業する際に使います。

次の講座は、ディレクトやファイルの権限について学びます。

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