この講座はブログなどで使われているCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)のデータを格納するデータベースをインストールしてもらいます。
これまでのような講座の進め方ではなく「塾長からのオーダー」という、より実践的なやり方で進めていきます。
それでは早速、以下の3つのパッケージをインストールしてください。
目次
MariaDBのインストール
MariaDBとはMySQLから派生したデータベースの一種です。
商用データベースで有名なOracle社に買収されたのを機に、MySQLのコードが永遠に無料であることを保証するために派生したのがMariaDBです。
インストールするパッケージ名
今回は、そのMariaDBをパッケージからインストールしてもらいます。
インストールするパッケージは以下の3つ。
- mariadb
- mariadb-devel
- mariadb-server
インストールをしようとすると、以下のようにPerl系のパッケージも同時にインストールされます。
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Package アーキテクチャー
バージョン リポジトリー 容量
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インストール中:
mariadb x86_64 1:5.5.64-1.el7 base 8.7 M
mariadb-devel x86_64 1:5.5.64-1.el7 base 755 k
mariadb-server x86_64 1:5.5.64-1.el7 base 11 M
依存性関連でのインストールをします:
perl-Compress-Raw-Bzip2 x86_64 2.061-3.el7 base 32 k
perl-Compress-Raw-Zlib x86_64 1:2.061-4.el7 base 57 k
perl-DBD-MySQL x86_64 4.023-6.el7 base 140 k
perl-DBI x86_64 1.627-4.el7 base 802 k
perl-IO-Compress noarch 2.061-2.el7 base 260 k
perl-Net-Daemon noarch 0.48-5.el7 base 51 k
perl-PlRPC noarch 0.2020-14.el7 base 36 k
トランザクションの要約
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インストール 3 パッケージ (+7 個の依存関係のパッケージ)
総ダウンロード容量: 22 M
インストール容量: 114 M
Is this ok [y/d/N]: y
MariaDBサーバーの起動
インストールが完了したら、MariaDBサーバーを起動してください。
MariaDBサーバーのユニットファイルは以下のディレクトリにあります。
/lib/systemd/system/mariadb.service
もし起動の仕方が分からない場合は、Apacheソース版の起動を復習してください。
firewallの設定は不要
MariaDBは外部から直接接続させることはしないのでファイアウォールの設定は必要ありません。
MariaDBの自動起動設定
サーバーを再起動した時に、MariaDBが自動起動するように設定してください。
自動起動させるためには、どうすればいいのか覚えていますか?
sudo systemctl enable mariadb
自動起動するようになっているのか確認する方法は、
sudo systemctl status mariadb
systemctlコマンドのstatusオプションで確認でしたね。
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