Linuxを独学するのにLinuxをインストールするためのPCを用意する必要はありません(※リモートログインするためのPCは必要)。
お昼の定食くらいの値段でインターネット上にLinuxサーバーを置くことができます。
にも関わらず今もなお、書店に並ぶLinux関連書籍の多くが、PCやネットワーク機器の準備やインストールするところから書かれていることに疑問を持っています。
目次
ハードを持たない選択
データセンターで働きたいと思っている人にとってはLinuxのインストールも必要な知識。
でも最近のWeb系の会社の多くも自前でサーバー機器等を揃えてサービスを提供することは滅多にありません。
では、どのような方法をとっているのでしょうか?
1999年頃の塾長の部屋のイメージ
1999年頃の塾長の部屋はこんな感じ。今どきこんな部屋に住んでいる人は居ないですよね?
もっと綺麗にはしていましたが、タワー型PC10台に15インチと17インチのブラウン管モニター2台が8畳の部屋を陣取り、冷却ファンの音、温まった基盤のニオイが支配する完全なるオタク部屋でした。
現在の塾長の部屋のイメージ
それが今はMacBook1台と外部モニターのシンプルな部屋。ハードを持たない選択をすることで、購入するお金も、サーバーやエアコンを動かす電気代もかからない。
今は以前と違って、安く高性能なサーバーを借りることができるようになりました。
Linuxで動くサーバーは、インターネットに繋がっていれば手元になくても遠隔操作できるわけですから借りた方がずっとお得ですよ。
インストールの章は読み飛ばせ!
Linuxだってクリック1つでインストールされたものを利用することができるのに、それを使わないなんて勿体ないでしょう?
「Linuxのインストール」の章は読み飛ばせと言っているのは、このような理由から。
インストールは後から学べばいい。今はそういう時代なんです。
Linuxを使ってみることが重要
Linuxにリモートログインをするためには、Macならターミナルというアプリが標準でインストールされていますし、Windowsにはダウンロードして利用できるRLogin等でログインします。
操作はキーボードでコマンドを打って行います。
OSと会話している感覚
コマンドを打つことによってOSと会話をしている感覚が得られるのも魅力の一つ。マウスを使ってアプリを開いたり閉じたりしているMacやWindowsの操作感とはまた違ったものです。
Linuxのインストールを学ぶよりも今は、Linuxに慣れ親しみ使いこなせるようになる環境がすぐに手に入る。
だから、Linuxのエンジニアになるのに何年もかかることはありません。
公開されたLinuxで学ぶメリット
PCにインストールしたLinuxでも、コマンドを覚えたり、Webサーバーを構築したりすることはできます。
でも、インターネット上に公開していない限り何も起こりませんし、欲求も生まれません。
実践の場で学ぶからこそ得られる力
インターネット上に公開したサーバーは、常になんらかの攻撃にされされています。
サーバーには何が行われたのかをファイルに記録する仕組みがあるのをご存知ですか?
su塾の塾生はこのファイルを見て驚き、対策する方法を知りたいと誰もが思います。
自ずと湧いてきた欲求こそが、本当の力になるんですよね。